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UIがどうでも良い場合だってある

 

uiux

UIは道具にすぎない

いきなり寒くなってきました。巷ではUI・UXという単語が流行して久しいですが、今いちど定義を整理すると、
UX→ユーザーが得られるモノ、体験
UI→UXを実現するための設計図

だと思います。つまり、UIはツールですね。UXがお味噌汁だとしたら、UIは包丁とまな板とお椀とお箸で、コンテンツがお味噌とダシと具です。

UXが嵐のライブだとしたら、UIはライブ会場とチケットと物販エリアで、コンテンツは嵐のメンバーの歌や踊りです。

UXが・・・、ってもういいですかね。

ちなみに、こちらのUXのためのUIデザインが非常に参考になります。

で、本題なのですが場合によっては、ほとんどUIとかがどうでも良い場合があります。例えば先ほど出てきた嵐のライブでUI(ライブ会場)がすごく悪かったとします。ライブ会場がもしも、近所の小学校の体育館だったらどうでしょうか?別にファン的にはどっちでも良いですよね。

なぜかというと、ファンにとって大切なのは、そこに生身の嵐が存在していることだからです。つまり、コンテンツへの熱量が超高い場合はUIなんて、どうだって良かったりします。

その最先端を走るのがエロ動画です。エロ動画を見たいと思う欲求は、とても熱量の高い欲求です。そしてエロ動画サイトの多くは、サイトを立ち上げても入口か分からないくらいUIが最悪です。むしろ、サイトの作り手がアフィリエイトで儲けるためにわざとUIを悪くしています。
それでもエロ動画を見たいので、頑張って入口を探すわけです。このようにコンテンツへの熱量によっては、ほとんどUIがいらない場合もあります。

UIが必須なのは、三位一体のとき

逆に、UIが必須の場合もあります。UIとUXとコンテンツ(あるいはソリューション)が一体になっている場合です。例えばLINEです。LINEはメッセージングというソリューションであり、友達と気軽に言葉やスタンプをやりとりするというUXを実現するために、使いやすいUIが備わっているのです。

このようにコンテンツ(あるいはソリューション)×UX×UIが三位一体となっている場合は、UIそのものがサービスの一部になっているので、外せない要素になります。

ちなみに先日
「UIとUXに超こだわったものを作りたい。アメリカのアプリで〇〇っていうのがあるんだけど、シャーっと画面が上から流れてきて、そういう物を作りたい。」

と、言っている人がいたのですが、これってUIの話しかしてないんですよね。

つまり、何の料理を作るか分からないけど、良い包丁を買おうって言っているのとニアリーで、
誰を呼ぶか分からないけど、とりあえずライブやるから良い会場押さえようって言っているのとニアリーで、
さらに言うと、、、ってもういいですかね。

ということで、UX・UXっていう話をしながら、UIの話になりがちだなっていうことでした。

フラットデザインの落とし穴

フラットデザイン4iOS7にも全面的に適用されたというフラットデザイン。一言で言うと、

画面に表示するボタンやメニューなどのUI要素を非常に平坦な見た目にするという表現手法

だそうです。詳しくはこちらのまとめをどうぞ。

iOS7の他にも、googleplayストアやwindowsタブレットで採用されるなど、いたるところで使われおりますが!!!そこに警笛を鳴らしたいのが今日のテーマ。

ためしに、フラットデザインぽい画面を作ってみましたが、こんな感じ。なんとなくオシャレっぽいですね。(中に入っている英文はどこぞから抜いてきました)。

フラットデザイン

しかーし!これを日本に差し替えると、こんなことになってしまうのです!!!

フラットデザイン3

ダサイのは、フラットデザインじゃなくてフォントだろ。フォントで盛ってるだろという声が聞こえてきたので、普通のフォントだとこんな感じ。フラットデザイン2 やっぱり、英字新聞はデザイン雑貨みたいに見えるけれど、日本の新聞は読み物に見えるのと同じ原理で、英語に比べるとビミョーに洗練されなくなるんですよね。

ちょっと前にデザイナーと相談して「フラットデザインぽく」って作っていたデザインパーツをエンジニアさんに送ったら「これワイヤーフレーム(サイトの導線を決めるために書く下書き)じゃないんですか!?」とビックリされました。シンプルな分、文字量の調整とか余白の取り方が普通のデザインよりも気を使わないとなのです。

 

 

UI・UXの少しの差が、明暗を分ける

kakao

LINE開始時に1000万DLあったKAKAO TALK

昨日の原稿で、動画共有サービス「Vine」が流行ったのは、再生ボタンをタップさせるというひと手間を廃止したからだと思う。という原稿を書きました。

「え?たったそれだけの手間?たいしたことないのでは」と、言われるかもしれませんが、このひと手間が超重要だと思うんですよね。

以前、リリースから1カ月ばかりのLINEをダウンロードした時の話をしましたが、その時、実はKAKAOTALKもダウンロードしました。KAKAOを使った印象は、「LINEに比べて細かいところが少し使いづらいな」というものでした。ボタンの位置がもう少し広ければいいのにとか、位置的に下にあった方が押しやすいのにとか、とても細かい点です。LINEにはそんな印象を全く感じず、ボタンの配置等、すべてが完璧でした。

その当時KAKAOTALKは1000万DLに届いていたように思います。コミュニケーションサービスは、ネットワーク外部性が働きますから、既に1000万DLに届いてたKAKAOは有利なはずですが、あっという間にLINEに抜かれてしまいました。LINEがプロモーションを投下しまくったのもあるかもしれませんが(でも一度カンファレンスで見たのですが、CMの投下量とDL数の推移にはあまり相関性がないようでした)、命運を分けたのはこの「ちょっとした使いやすさの差」だったと思います。

機能は絞って最高のUI・UXを

新規サービスが出た時は、実際に触ってみることにしているのですが、伸びるサービスは、徹底的に使い勝手が計算されています。NAVERまとめをはじめて使ってまとめを作った時も、かゆいところに手がとどきまくるUIで感動しました。逆に、その後ライブドアからリリースされた「ANKER」というCGMっぽいサービスを使ってみた時は、ところどころ「?」となって、使いづらいぁという記憶があったことを覚えています。

特にユーザーに投稿してもらう系のサービスだと、UIが要になるので、何回も作っては壊す、作っては壊すの後に完成されたモデルを出すことが大事かなぁと思います。そのかわり、機能は徹底的に絞って最高のUIを実現するというのが重要だと思います。