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フジテレビの視聴率が、ダダ下がりになったきっかけ

フジテレビの視聴率が、下がりすぎてやばいみたいなニュース記事をよく目にします。確かに視聴率の推移などを見ていると、フジテレビの下がり方がすごいのですが、要因分析の記事を見ると「テレビ番組の作り方や編成方針」についての言及が多いです。

それも大きな要因だと思うのですが、ダダ下がりに突入した「きっかけ」があると思ったんですね。というのが「地デジ化」なのですが、もっと言うと「地デジ化」をきっかけとするチャンネルの再編成にあると思うのです。簡単にいうと「チャンネルの順番が代わった」ことだと思うのです。

「地デジ化」前は、関東近郊ではテレビ朝日は10チャンネルでテレビ東京は12チャンネルでした。ということは順番は下記になるので、フジテレビは5番目になります。

▼「地デジ化」前
1 NHK
3 NHK教育
4 日本テレビ
6 TBS
【8 フジテレビ】
10 テレビ朝日
12 テレビ東京

しかし、地デジ化されて以降は下記のようにテレビ朝日とテレビ東京が繰り上がったため、7番目、つまり最後になってしまったんですね。

▼「地デジ化」後
1 NHK
3 NHK教育
4 日本テレビ
5 テレビ朝日
6 TBS
7 テレビ東京
【8 フジテレビ】

チャンネルの順番が最後になって何が悪いかと言えば、特に見たい番組があるわけではなくテレビのリモコンをつけた際、人は誰しも1チャンネルから順番に回していって、いいなと思った番組があったらそこで止まります。
つまり、フジテレビよりも前に良いなと思う番組があったらそこでチャンネルを回すのを止めてしまうので、この順番が後ろになればなるほど不利という理論が成り立つのです。

gn-20151108-15
出典:ガベージニュース
主要テレビ局の複数年に渡る視聴率推移をグラフ化してみる(2015年)(最新)
http://www.garbagenews.net/archives/2020115.html

こちらのサイトに掲載されていた各チャンネルごとのグラフ推移を見ると、地デジに移行された2011年(真ん中あたりの濃いオレンジ)を分岐点として、翌2012年(赤色)にがくっと視聴率が減っていることが分かります。しかし、逆にチャンネルが繰り上がったテレビ朝日とテレビ東京は2012年に視聴率を伸ばしているんですね。
ということで、この「チャンネルの順位が入れ替わったことにより、観たい番組が特になくてチャンネルを回してた層を取りこぼした」というのがフジテレビの視聴率下落のきっかけなのかなと思います。

しかし、日本テレビとTBSが横ばい傾向で頑張っているのに比べてフジテレビはそのまま視聴率が下落し続けているので、「チャンネルを指定して観たいと思える番組」を出せていないことが、その後の下落の要因になっていることも間違いないでしょう。

出典、参考
http://www.garbagenews.net/archives/2020115.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/日本の地上デジタルテレビ放送#2011.E5.B9.B4