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セブンイレブンの凄さが分かる、5枚のインフォグラフィック

セブンイレブンがすごい、とにかくすごいと言われるわけですが、何がどのくらいすごいのかというのを他コンビニチェーンと比較したインフォグラフィックに可視化して、まとめてみました。(数値は主に2014年のものを使用していますが、セブンイレブンの売上高、店舗数は2013年のものになります。)

まずは1年間の総売上高の比較です。
01売上高
年間の総売上高の比較」他チェーンの2倍ほどとなっている。

セブンイレブンが3兆7812億円となっており、他の2強であるファミリーマート(1兆8601億円)とローソン(1兆9372億円)と比較してもダントツとなっています。だいたいファミリーマートとローソンの2倍程度の売上規模なんですね。

それでは次に店舗数の比較です。
02店舗数
店舗数の比較」売上高を合わせると、店舗あたりの売上が高いことが分かる

セブンイレブン1万6310店舗に比べてファミリーマートが1万514店舗と64%、ローソンが1万1606店舗と71%になっています。ファミリーマート、ローソンとも売上規模はセブンイレブンの半分程度なのに、店舗数は6割以上あるということは、いかにセブンイレブンの1店舗あたりの売上が高くなっているかが分かります。

それでは、総売上を店舗数で割って、1店舗あたりの年間平均売上を見てみましょう。
031店舗あたり売上
1店舗あたりの年間平均売上

セブンイレブンの2.3億円に比べてファミリーマートが1.8億円と76%、ローソンは1.7億円と72%となっています。(セブンイレブンの売上高と店舗数は2013年度の数値なので、実際はもっと差が開いている可能性が高いです。)このように店舗あたりの売上規模が高いということは、顧客単価が高いか、たくさん商品が買われているということです。

ちなみに、コンビニのキラー商品であるコーヒーの1店舗あたりの売上数を見ても同じくらいの差がついていることが分かります。
041日コーヒー売上
1日あたりのコーヒーの売上

なんといってもセブンイレブンの購買単価の高さを支えているのは、自社ブランド商品である「セブンプレミアム」群です。セブンイレブンの全体売上に占める「セブンプレミアム」の割合を見るとこのようになります。

05セブンプミアム売上
セブンイレブンの売上に占める「セブンプレミアム」の割合

なんと、全体売上の22%(8,150億円)をセブンプレミアムの商品が占めているんですね。2012年の会見では2015年度までにセブンプレミアムの売上を1兆円に押し上げるという発表がありました。2015年度の第3四半期の決算短信を見ると、第3四半期時点で7,410億円を売り上げているので、達成の算段が高いようです。

第3四半期連結累計期間における「セブンプレミアム」の売上は 7,410 億円 (前年同期比 22.1%増)となり、年間計画 1 兆円に対して順調に推移いたしました。

https://www.7andi.com/dbps_data/_template_/_user_/_SITE_/localhost/_res/ir/library/kt/pdf/2016_0107kt.pdf

ちなみにセブンプレミアムの商品数は15年度2Q時点で3,180アイテムとなっており、セブンプレミアム1アイテムあたりの年間売上が3.1億円、さらに上位のラインナップであるセブンゴールド1アイテムあたりが4.8億円となっています。

セブンイレブン好調の源泉となっているこの「セブンプレミアム」を支えるのはセブン&アイ・ホールディングス会長兼CEOの鈴木敏文氏の商品開発に対しての信念と、商品開発力にあります。大ヒットした「金の食パン」も、なんと発売当日に既にリニューアルの号令をかけたと言います。

「おいしいものは飽きるものでもある」と考えるのも、顧客ニーズを常に流動的に捉えるから。大ヒットした『金の食パン』も、発売当日にリニューアルの指示を出したほどだ。
http://shuchi.php.co.jp/the21/detail/2306?p=1

しかも、「金の食パン」は2013年4月の発売以降、すでに3回もリニューアルしています。2015年からレジ脇で発売を開始したドーナツも、2016年1月に全面リニューアルを図っており、商品の改善サイクルの早さはまるでテスト商品を出してから顧客の反応を見て改善していくリーンスタートアップを彷彿とさせます。

さらに商品をより良くするための設備投資も積極的に行なっています。2015年にはサンドイッチを美味しくするために特殊に開発したスライサーを43工場全てに導入しています。

開発部が目指したのは、「究極のパンのおいしさ」。それを実現するため、今回、ある決断をした。食パンをサンドイッチ用に薄切りする際のカット法を刷新したのである。

「当社にはサンドイッチ等の専用工場が43工場ありますが、そのすべてに丸刃スライサーという装置を導入し、なめらかなカット断面を実現しました」(佐藤さん)。

従来は、刃がギザギザしたスライサーで、押し切るようにカットしていたため、どうしても断面がざらついてしまっていた。新たなスライサーを使ったなめらかな断面は口あたりがしっとりしているだけでなく、挟んだ具材とも馴染みやすい。
http://toyokeizai.net/articles/-/71561?page=2

ということで、セブンイレブンの凄さが分かるインフォグラフィックを5枚にまとめてみましたが、顧客嗜好への素早い対応と、美味しさへのこだわりを感じる設備投資が圧倒的な購買力の差として現れているようです。
(ちなみに、上記記事で初めて知ったのですが、サンドイッチやおでんに使う卵は、セブンイレブンのオリジナルで鶏のエサにハーブを混ぜて卵に旨味やコクを出すというこだわりようだそう。)

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出典、参考
http://www.7andi.com/dbps_data/_template_/_user_/_SITE_/localhost/_res/ir/library/ks/pdf/2015_0402ksg.pdf
http://www.family.co.jp/company/investor_relations/financial_data/
http://www.7andi.com/dbps_data/_template_/_user_/_SITE_/localhost/_res/ir/library/ks/pdf/2015_1009ksk.pdf
http://www.sej.co.jp/company/suii.html
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK09011_Z00C14A7000000/
http://www.sej.co.jp/mngdbps/_template_/_user_/_SITE_/localhost/_res/pdf/2015/2015_05.pdf
http://www.family.co.jp/company/investor_relations/library/settlement_report/1504presen
http://www.lawson.co.jp/company/ir/financial/highlight/