キティちゃん、リラックマ。人気キャラクターが無表情な理由

キティちゃん、リラックマ、LINEスタンプのブラウンに共通するもの


かなり前のことですが、LINEのスタンプキャラクターで一番人気なのは、国外問わずクマのブラウンだという話がありました。
そして、不動の人気のキティちゃんは、海外のセレブが愛用して逆に国内でも火がついたという話があります。そして、キティちゃんのサンリオと対をなしてキャラクタービジネスを手掛けるサンエックスの看板キャラクターは、リラックマです。

この3キャラクターには、「無表情」という共通する項目があります。いずれもシンプルな描画で、それほど大きくない瞳と、笑っていない口元。大多数の人から受け入れられるキャラクターの条件は「無表情」と言ってもいいのかもしれません。

無表情であるということは、受け取り手の感情を自由に投射できる偶像となっているということです。悲しい気持ちの時にキティちゃんを見たら、悲しい表情に見えるかもしれないし、楽しい気持ちの時であれば笑っているように見えるかもしれません。
受け取り手の想像によって、解釈が傾く余地がある顔(無表情)というのが、キャラクターとして普遍性を持つ鍵なのですね。

実写恋愛ゲームがヒットしない理由


一方、女性向けの恋愛携帯ゲームのキャラクターにも、ある法則があります。実写の恋愛ゲームは、ヒットしないのでう。恋愛ゲームに出てくるキャラクターは、皆アニメイラスト調なのです。
そして、どの恋愛ゲームでも、だいたい3人から5名くらいいる男性キャラクターの中から一人を選んで進めていく形になっています。

これらのキャラクターには、それぞれ性格づけがあり「大人系(たいていメガネをかけている)」、「年下系(目が大きい)」、「ツンデレ系(持ち上げて落としてくる)」といったカテゴリに分けられています。
これも、先ほどの無表情のキャラクターたちと同じく、受け手の想像の解釈を広く受け止められる構造、つまり実際のモチーフを抽象化している偶像であると言えるかと思います。

これが仮に、実際の大人の男性(渋谷美容院勤務:29歳)を登場させた場合、
「髪の毛の襟足が長いのが気に入らない」
「手にはめてるブレスレットが嫌だ」
などなど、たくさんの不満が出てくるのです。しかし、それを「大人系男子」としてイラストとして抽象化することで、受け手側は実際に描かれていない細部(襟足とか)を自分の都合の良いように解釈するのです。

リアル世界をモチーフにした偶像


要約すると、キャラクターやゲーム、アニメに漫画といったコンテンツ全般は、リアル世界をモチーフに偶像化したものであり、受け手側の想像力を抱えられる、ひとつの器とも言えるわけです。

リアル世界のモチーフ(もしくは概念)を、どのサイズでどのくらいの形に切りとり、どう加工するかが、大多数に指示されるかどうかの試金石になります。
ちなみにサンリオと違ってサンエックスのキャラクターは、世情を反映するような性格づけがされており(リラックマは方の力を抜いて、だらんとした性格)、このあたりもリアル世界をモチーフにした偶像と言えるかもしれません。
(最近ではサンリオも「ぐでたま」など、だらんとしたゆるい性格設定のキャラクターを出していますね。)

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