月別アーカイブ: 2016年5月

恋愛ゲームに見る、最強モテ術「向井理」理論

以前、恋愛ゲームを作ろうとしていたんですね(完成はせず)。恋愛ゲームのキモは、女子にウケるキャラを作れるかどうかなので、サンプルキャラクターを作って20人以上の女子たちに好みのキャラクターを選んでもらう調査をしていました。その調査を通して、男性がモテるようになる「向井理」理論を発見したのです。
(「スパルタ婚活塾」や「LOVE理論」などで有名な水野愛也先生こと水野敬也先生へのオマージュとして「向井理」理論としてみました。)

「向井理」理論の対局にある理論は「木村拓哉」理論

「向井理」理論とは「とにかく引き算を重ねて、今の自分から色々なものを引く」ということです。味を足していく足し算の豚骨ラーメンに比べて、澄んだダシのみを活かす引き算の和食です。
具体的には、今の自分を見て「足し算」だと思うところがあれば全て引いていき「中立」に戻してみてください。例えば、今ブレスレットをつけてる人は外してください。指輪も外してください。眉毛が細すぎる人は伸ばしてください。とんがったブランドの革ジャンとかを来ている人はユニクロか無印表品のポロシャツを身につけます。髪の毛の襟足を伸ばしていたら、ただちに切り落として黒髪短髪にしてください。

このように無味乾燥に没個性してニュートラルな状態にしていくのが通称「向井理」理論です。しかし、たいてい男性は「モテ」というものに逆の思想を持っています。自分にプラスしていき、かっこいい要素を作ろうとするのです。これを「木村拓哉」理論と呼びます。しかし、女子たちはおしなべて「向井理」を受け入れますが、「木村拓哉」だと好き嫌いがはっきり分かれるのです。

女子は「消去法」で好みの男性を選ぶ

イケメンのイラストを5、6枚並べて20名以上の女子に選んでもらったところ、女子は全員、男性を消去法で選んでいきました。自分にとっての「見た目のネガティブ要因」を持った男性を消去していくのです。髪をカラーリングしているのは嫌だ、タバコを吸うかどうか(キャラクター設定にないことでも口頭でタバコを吸うか確認されます)など、ネガティブ要因に触れたキャラクターを外していきます。けっこう多いのが、男性が腕輪や指輪をしているのが嫌だという意見で、これは男性側からするとファッションの一部という足し算のアクセサリーなのですが、女子にとってはネガティブ要因になってしまうようです。
こうして条件によって消去していき、最後に残った一人を「好みのタイプ」として残していました。男性は消去法ではなく一撃必殺で「この子可愛い!」が発動するため、女子のこの感覚が分かり辛いのかもしれません。

「消去法」で選ぶということは、中立的な人が残りやすい

つまり、消去法で選ぶということは、とんがったところを持っていない「中立的」な人が残りやすいということです。黒髪、短髪、目が大きすぎたり小さすぎたりしない、ファッションも普通という人が最大公約数を取りやすくなります。これが、世の中の多くの女子が向井理を受け入れている理由な気がします。逆に何か尖ったところがある人は、そこが誰かのネガティブ要因に転化する可能性があるのです。

意中の相手がいる場合は、リサーチを

「向井理」理論は、モテの最大公約数をいかに取るかという目的のもと、中立的になると多くの人に好意を抱かれやすいという理論です。逆に、意中の相手がいるのであれば、その人の趣向が木村拓哉好きであれば、革ジャンとか着てしまった方が良いでしょう。
ちなみに恋愛ゲームといえども、女子たちは現実と同じようにかなり真剣に相手を吟味するため、現実の趣向が反映されていると見て良さそうです。例えば年下好きを公言していた人は、キャラクターを選ぶ際も真っ先に年齢設定を確認していました。ということで、気になる女性がいたら、一回恋愛ゲームをプレイしてもらうと好みのタイプを知るきっかけになるかもしれません。

Facebookからディズニーランドまで。ヒットのカギは「終わりが分からない構造」

広場型のmixiとフィード型のFacebookにおける組織の違い

だいぶ前の話になるのですが、「広場型のmixi、フィード型のFacebookと組織の関係」という原稿を書いたことありました。

概要を説明すると、Facebook最大の強みは「タイムフィード」というインターフェースに全てのコンテンツを集約させたことであり、対するmixiは旧来のWebページのように各コンテンツへのリンクが集約された広場型の構造になっている。(そして、この違いは一人の企画者(ザッカーバーグ)の思想をその他大勢が体現するという組織なのか、日本に多く見られる部署間の擦り合わせで決定されていく組織なのかという、構造に違いにあるのではないかという内容でした。)

現在SNSは、ほぼ全てが「タイムフィード」型になっています。タイムフィードの強みは「終わりがないから利用時間が劇的に増える」ということと、「全てのコンテンツをワンフィードに集約させることにより、ユーザーは受動的にコンテンツを体験出来る」ということです。
総務省のレポートによると平成24年のネット利用時間平均は67.3分ですが、2年後の平成26年には73分と伸長しています。ネット利用時間の増加には、この「タイムフィード」型という、終わりのないインターフェースが大きく寄与していると言えるでしょう。

sns利用時間
出典:モバイル機器によるインターネット利用時間の増加
http://www.soumu.go.jp/main_content/000357568.pdf

最近思うのですが、SNSに限らず現実の世の中で成功しているインターフェースはこの「タイムフィード型」になっており、これを言い換えると「終わりが分からない構造」にしていると思うんですね。

動画と動画を繋いで「終わりが分からない構造」に

例えば動画定額視聴サービスのHuluは、ドラマの1話目を見終わった後、自動的に2話目が再生されます。最終話であっても、関連した違うドラマの1話目が自動的に再生されるようになっているのです。

先日フジテレビの「バイキング」を見ていたら、司会者が番組の最後でその後の枠のニュース番組「直撃LIVEグッディ!」の司会者とトークをするコーナーがありました。
これもまた、「終わりが分からない構造」にして、番組と番組の継ぎ目を感じさせずに続けて番組を見させるという造りになっています。(ただ、両方とも低視聴率ですが。)

テーマパークの様に「終わりが分からない構造」になった新宿伊勢丹

ディズニーランドなどのテーマパークはぐるっと園内を一周させる「終わりが分からない構造」になっていますが、小売りにおける店舗作りにも有用だと思います。新宿伊勢丹は2013年に100億円の総工費を投じて改装を図っているのですが、改装後に2Fフロアの集客がとても良くなったと言います。本来20代女性向けのフロアですが、他の年代の客層も2Fを訪れるようになったそうです。

従来の百貨店はショップとショップの境目が分かる構造になっていますが、実際に伊勢丹2Fのフロアを訪れてみると、天井につけられた飾りなどによってゆるく円状に導線設計がされていて、ショップの継ぎ目が分からなくなっています。気づかないうちに、フロアを何週もしてしまう設計になっているのです。(急に目の前にバーカウンター等も登場して楽しいですね。)

さらに、2011年に有楽町西武がルミネに変わりましたが、有楽町の駅を出ると「ルミネストリート」という簡易な店舗が並んでいる通りがあり、ルミネのビルまで案内をするように続いています。これは、駅からルミネまでの継ぎ目を分からなくし、店舗まで誘導するという効果があるのです。
7489出典:http://www.fashion-headline.com/article/2013/03/06/877.html

20代女子たちが変えた新宿伊勢丹の秘密
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140609/266550/?P=2

「終わりのない構造」で回遊性が確保されている箱根

流行っている観光地も「終わりのない構造」によって回遊性が確保されています。箱根・湯河原地域の平成25年で延観光客数は、3千100万人を超えており、箱根町単体で見ると前年比7.3%増となっている人気の観光地です。

箱根ほどこの「終わりがなく」「継ぎ目もなく」設計されている観光地もないでしょう。箱根を訪れる人の多くはこのような導線をたどります。

index-photo-01出典:http://www.hakonenavi.jp/ticket/before/hakonefree01/ab_hakonefree01/

「箱根湯本駅」→箱根登山鉄道で「強羅駅」まで
→渓谷や山の風景を楽しむ
「強羅駅」→ケーブルカーで「早雲山」まで
→「彫刻の森美術館」など数々の観光スポットが点在
「早雲山」→ロープウェイで「大湧谷」→「桃源台」
→ロープウェイを楽しみながら、黒たまごを食べる
「桃源台」→海賊船で「元箱根」「箱根町」
→海賊船への乗船が楽しい
「箱根町」→箱根登山バスで「箱根湯本駅」へ戻る

このように箱根をグルっと一周出来る導線が設計されており、ロープウェーや海賊船など、乗っているだけで既にレジャーになる乗り物も豊富なのです。
さらに、鉄道、ケーブルカー、ロープウェイ、海賊船、登山バスと全ての交通手段がセットになったフリーパスが販売されており、非常に回遊性の高い観光地になっているのですね。

■平成25年入込観光客数調査(箱根)
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f80022/p839616.html

逆に惜しいのが熱海です。一時期集客数が落ち込んだものの、最近は女性客の日帰りエステや夏場の花火大会等で息を吹き返し平成24年度以降観光客数が増加しています。平成23年度に523万人だった客数は平成26年度には640万人と年間100万人以上も伸びているのです。

ただ、惜しいのは、集客が出来ているのは熱海の駅前から少し離れたホテルのエステなので、駅からホテルまで直行するという導線になっています。これをルミネ有楽町のように、駅前からホテルまで、さらに拡張してその周辺の導線を作り込むことが出来れば、もっと顧客あたりの単価が伸びるような気がします。

■平成27年熱海市の観光
http://www.city.atami.shizuoka.jp/userfiles/495/file/%E2%98%85%EF%BC%A827%E5%B9%B4%E7%89%88%EF%BC%88PDF%E7%89%88%EF%BC%89.pdf

オンライン動画に、字幕をつけるべき理由

動画元年、動画元年と言われつつ、今年こそ動画元年だと言われる2016年。最近はネット上での動画に注目が集っているわけですが、調査をしてみたところ、オンライン動画って普通の動画と全く見られ方が違うんですね。ということで、注意すべきポイントを挙げてみました。

1.動画の尺は5分以内に。短ければ短いほど良い。

視聴者が興味のある動画(海外ドラマやゲーム実況動画)であれば長くて良いのですが、チュートリアル的な動画だったりアテンションを取りたい動画であれば5分以内に納めた方が良さそうです。再生時間を見て、再生するかどうかを決めるからです。

2.起承転結ではなく「結」から入る

映像クリエイターさんは、おそらく起承転結の形で映像を作成するため、冒頭に前置き的な内容を起きがちですが、結論ではないマクラ話が数十秒続くと視聴者は離脱します。オンライン動画は「結論」から入ることが大事です。
ちなみにYoutubeの動画広告は5秒立てばスキップできる広告が主流ですが、実際に5秒後にスキップされる率が大半らしく、最近は冒頭5秒に言いたいことを詰め込むという方向にシフトしているそうです。
最近では開始6秒はスキップできない新広告が登場し、動画広告冒頭の数秒に言いたい事を詰め込むという流れが加速していきそうです。

3.動画に字幕を付けた方が良い

動画の視聴方法を調査している中で、多かったのが「そもそも動画を再生しないで、再生バーを送っていって静止画として見る」というものでした。
なんと動画を「連続した静止画」として見ている人たちがいるのですね。この場合、字幕がついているかどうかが、その動画を見るかどうかの分かれ道になります。字幕がついていた場合、気になるところを静止が的に閲覧するため、動画の尺が長めでも見られやすくなるでしょう。
さらに、動画に字幕を付けた方が良い理由として「スマートフォンでの視聴」が多いこともあります。YouTubeでのモバイルでバイスでの視聴時間は劇的に増えています。

モバイルデバイスからのYouTube動画視聴時間は平均40分にのぼり、1年で50%も増えています。
出典:http://www.movie-times.tv/feature/8024/

スマホでオンライン動画を見る際、街中や電車等の外出先で見るときは周りの音がうるさいのでミュートで字幕のみをおうケースもあるため、字幕をつけて置いた方が外出先にスマホで視聴しやすくなるのです。

ということでオンライン動画が見られやすくなる3つのポイントでした。

参考
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1604/27/news097.html

興行収入は年間1200億円以上!?それでも邦画が面白くない理由

最近、よく邦画がつまらなくなったと言われます。公開される邦画は人気の漫画や小説、テレビドラマなどの原作モノばかりで、出演している俳優はネームバリュー中心で演技力もないという意見が多いようです。しかし、邦画の興行収入は2000代半ばに洋画を逆転しており、2015年は1,204億円と、洋画の968億円を上回っています。「つまらない」と言われつつも、原作モノありきの邦画は、収益が伴うのですね。

5666

出典:http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5666.html

では、収益を考えずに「邦画がつまらなくなったか?」と聞かれたら「つまらなくなった」と思います。加えて、面白い映画を探そうという熱量が人々から失われたような気がします。面白い映画が作られなくなったから探そうと思わなくなったのか、それとも忙しくて映画を観なくなったから面白い映画がなくなってきたのか。これはニワトリタマゴの関係ですが、ミニシアターの減少と都市に根付いた映画カルチャーの衰退が要因のように思います。

ミニシアターの減少と都市に根付いた映画カルチャーの衰退

カルチャーというのは、都市とは切り離せない関係だと思います。お互いに影響を及ぼしながら、カルチャーが根付いた都市には吸引力のようなモノが生まれ、さらに人を引きつけてカルチャーを強固なものにしていきます。例えばきゃりーぱみゅぱみゅを筆頭とするカワイイカルチャーは「原宿」という都市に根ざしています。「原宿」という都市はカワイイカルチャーのシンボルとなり、共感した人たちを都市に引きつけてさらに強固なものしていくのです。
2000年代前半までの渋谷や銀座、新宿あたりにはたくさんのミニシアターがあり、映画ファンの人たちを呼び寄せる映画のシンボル的な役割を果たしていました。

2001年に行定勲監督の初期の長編作「贅沢な骨」をテアトル新宿に観に行った時、満員で立ち見が出る勢いでした。劇場から座布団が配られて、通路に座布団を敷いて見た記憶があります。
ミニシアターにもそれぞれの劇場の色があり、この劇場はフランス映画、この劇場はシュールでアートっぽい作品が多いなど特徴がありました。しかし、2000年代後半以降、ミニシアターはどんどん閉館していき、映画文化圏的なものが失われていくのです。
現在では、以前はミニシアター系の作品はそのまま全国のシネコンチェーンにて上映されているようです。しかし、都市が分散されて中心地が存在しないということは、カルチャーとしての熱量と継続性を持ち辛いのです。

若手映像監督の登竜門の消失

小さい箱で上映するミニシアターが消えるということは、若手映像監督の登竜門の消失にも繋がります。先ほどの行定勲監督も、「贅沢な骨」以降、「世界の中心で愛を叫ぶ」や「北の零年」などの大作を手掛けています。

また、多数の俳優や映画好きから支持をうける監督に岩井俊二さんがいます。「リリイ・シュシュのすべて」等を手掛けている独特の映像美が特徴的ですが、ブレイクのきっかけとなったのはフジテレビのドラマ「ifもしも」内で手掛けたドラマ「if もしも~打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」が高い評価を受けたことがきっかけでした。
この頃は、「if もしも」や「世にも奇妙な物語」など、オムニバスドラマ枠などで若手の映像作家の登竜門が用意されていたのです。「世にも奇妙な物語」からは他にも北川悦吏子さんや君塚良一さんなど多数の大御所が参加していました。君塚さんはwikipediaによると、自主映画を作るようにやっていたそうで、ゴールデンタイムの番組で若手の映像作家たちに大きな「のりしろ」が与えられていたのだなと思います。

1990年代前半に、落合正幸監督とのコンビで『世にも奇妙な物語』を多数手がけた。落合とは「王道じゃなくて、ひねったやつをやろう」という合意があり、「自主映画を作るようにやってた」と後に回想している

人々は「良い映画」を求めていないのか

ミニシアターが閉鎖されていったり、若手クリエイターの登竜門が減っていたりと、ドラマにしろ映画にしろ、確実に当たると思うコンテンツを、確実に当たると思う監督とキャストで提供する姿勢が見え、のりしろが少なくなっているように思います。面白い映画を作るというよりは、確実にヒットをするためのマーケティングの邦画が重要視されるのは、邦画の興行収入が実際に伸びている以上しょうがないのかもしれません。しかし、人々は本当に「良い映画」を求めていないのでしょうか。
先日岩井俊二監督の新作映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」が全国28館で公開されました。これが上映時間3時間という、映画的にヒットしないと言われる長尺の作品になっています。出演しているキャストも他の邦画に比べると地味で、内容も筋書きにしてしまうとすぐ説明が終わってしまうようなストーリーです。しかし、これが割にヒットしていて21館が追加されて全国49館公開になり、ロングランとなりました。私も劇場に足を運びましたが、久しぶりに「良い映画」を観たなあという印象です。観ている間にスクリーンに没入して視点としての自分が「ふわふわ」としているような、これが映画だよなあという手応えがある作品です。
やはり一部の人々は、いまもまだ「良い映画」を求めているのではないかなと思います。

カーシェアもタクシーもなくなる!?自動車業界の未来

この20年で一番イノベーションが起こるのは、自動車業界だと思うんですね。その中でも最も自動運転技術が注目されており、日産などの各社メーカーは2020年までに自動運転車を発売することを明言しています。ということで、自動運転車が主流になった世界で起こるキーワードをまとめてみました。

1 自動運転技術によって、カーシェアやタクシーが「車配送業者」に統合される

自動運転技術が確立されると、乗りたい時に車を呼んで最寄りの車が数分以内に到着するという仕組みが可能になります。自動運転技術が確立されきった未来では、カーシェアやタクシー、レンタカーにUberのようなシェアリングエコノミーなどの垣根がなくなり、車を配送するプラットフォーマーとして全部のプレイヤーが一列に並ぶことになります。
これまでもタクシーやカーシェアのような時間使いでの車の利用方法はありましたが、それらと大きく変わるのは「その時々のシチュエーションに応じて様々な車種を使える」ようになることです。(中古車買取大手のガリバーは、月額定額制にて様々な車種を乗換られる「クルマ乗換放題」サービスを開始すると発表しています。)深夜のドライブを楽しみたいなら小型のスポーツカー、家族で旅行に出掛けるならミニバンといった風に、その時々に応じた車が配送されるようになるでしょう。この分野でC to Cが促進されると、車種の仕入れが無尽蔵になるからです。既にC to CでのカーシェアリングはDeNAが参入しています。
このプラットフォームの覇者になるためには、顧客ごとのニーズをビッグデータ化して顧客が望む車をスムーズに届けられるようなアルゴリズムを提供することです。Uberでは、配車する距離間隔の最適化に機械学習を用いているそうです。

2 スマートフォン化する自動車 インターネット経由で車をアップデートする時代に

自動車の電子制御というのはハイブリッド車の登場以降どんどん進んでおり、それ以前は約3万点あった自動車1台あたりの部品点数は1万点にまで減少しています。工業製品だった自動車はいまや電子制御がメインになろうとしているのです。さらに、自動車はスマートフォンと同じような道をたどっています。現在、GoogleやAppleなどにより車載に搭載する基盤OSの開発が進んでいます。スマートフォンの端末の種類はたくさんありますが、OSのシェアはほとんどAndroidとiOSです。遠くない未来に基盤となる自動車のOSが絞られ、各メーカーはそのOSを搭載した自動車という箱を作るようになる可能性があります。

さらに、そのOSも現在のスマホと同じ様に、新しいOSが出ればインターネットを通じてアップデートするようになります。先日テスラモーターズは、自動運転技術のレベル2を搭載したソフトウエア7.0を、ダウンロードサービスで提供すると発表しました。スマートフォンと同様に、今後自動車の基盤ソフトもインターネットを介してアップデートするのが主流になるでしょう。
さらにスマートフォンアプリと同じ様に、自動車向けのアプリがサードパーティーから多数発表されるでしょう。スマートフォンのような小型の電子端末をリモコンとして使い、配送されてきた車でアプリを立ち上げれば、既によく訪問する目的地が登録されて行き先の候補が絞られており、指定をするだけで目的地に迎えるようになります。
他にも旅行での車利用時に、現在地からおすすめの観光スポットやグルメスポットを割り出して案内をするというような案内アプリも考えられます。目的地やアクティビティを決めずに旅行に行くということも可能になるでしょう。

3 デザインが重要に

基盤となるOSが開発されて電子制御部分が多くなると自動車開発の参入障壁が下がり、新規メーカーが参入してきます。性能が均質化すると重要になってくるのはデザインです。今でもデザイン性を求める顧客は輸入車を購入しており、2015年の外国メーカー車の登録車全体に対する市場シェアは 8.8%で、過去最高記録を更新したそうです。
製品の差別化を図るために、デザインをキーワードにした新規参入の車メーカーが参入してくることが予想されます。(もしかしたらスマホカバーのように、モジュール型で車に取り付け可能なデザインパーツなども開発されるかもしれないですね。)

ということで、自動車業界に予測される3つの未来をまとめてみました。

■出典、参考
http://toyokeizai.net/articles/-/107921
http://jp.techcrunch.com/2015/09/09/dena-lanched-anyca-c2c-car-sharing-service/
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/238739/022500138/?rt=nocnt
http://www.slideshare.net/minoruetoh/ai-monetization-landascape-in-us