日別アーカイブ: 2015年4月1日

キュレーションサイトの別れ道。雑誌と異なるメディアブランディングとは?

前回の投稿で、キュレーションメディアが台頭しているけれど、流入経路で見ると大きく2つのタイプに分かれるよねという話をしました。

・流入経路がほぼ検索
・流入経路がほぼFacebooページ

今回はこの違いによって、メディアの作り方やマネタイズがぜんぜん変わってくるよねという話をしてみたいと思います。

検索での流入が多い場合は、マネタイズモデルがECへの誘導になるか?

さて、流入経路がほぼ検索の場合は、旧来のメディアと同じ発展モデルになります。つまり、PV至上主義です。SEOをがんばって、有効だと思われる検索クエリ逆張りでコンテンツを量産するというのが常套手段です。この場合、検索クエリが一定量見込めるかというジャンルを選ぶことが、最も重要です。つまり、前回のブログに書いたガールズ系だったり、医療系だったり、一定量検索が集中していることが見込めるカテゴリです。
さてこのタイプのメディアのマネタイズを考えると、広告モデルはPV至上主義になるため、PV単価1円と考えてもそれほどスケールしません。他のマネタイズ方法としては、ECへの誘導が考えられます。ユーザーは「ワンピース」などと検索をして、「この春のワンピースの着こなし10選」みたいなメディアのコンテンツを訪れ、そのままECサイトヘ誘導するのです。
まだこのモデルのマネタイズ手法は確立されておりませんが、meryや4meee!は、このタイプのマネタイズを狙っているものと思われます。

Facebookページからの流入が多い場合は、メディアブランディングが必要

一方流入経路がほぼFacebookになる場合、メディアブランディングが必要となってきます。まず、ユーザーにFacebookの「いいね」ボタンを押させる必要があるため、メディアとしてのカラーをユーザーに打ち出して共感してもらう必要があります。さらに「いいね」を押してもらった後は、Facebookのタイムラインにコンテンツの情報が流れるため、このコンテンツの情報を見て、あのメディアだと認識してもらう方が再訪率が良くなります。
このへんを上手くやっているのが、インテリア・くらしに特化した「iemo」や、同じくライフスタイル系のメディアである「キナリノ」かなと思います。
マネタイズに関しては、メディアブランディングができると圧倒的にマネタイズがしやすくなります。ユーザー属性がある程度セグメントされており、メディアへ習慣的に再訪してくれるからです。ネイティブ広告(記事広告タイプ)も、PV単価50円程度で販売していたりします。マネタイズ手法としては、ネイティブ広告(記事広告タイプ)、ECへの誘導、to Bとのマッチングプラットフォーム(iemo)が挙げられます。

ということで、キュレーションメディアについてつらつらと書いてきましたが、ひとつテーマになっているのが「等身大である」という点かなと思います。Facebookページからの投稿は、ユーザーのタイムライン上に流れてくるわけで、自分の周囲の日常の一コマの中に溶け込んでいるわけです。雑誌であった時代はラグジュアリー雑誌であったり非日常が求められたと思うのすが、今は身近に感じられるコンセプトを持ったメディアを作るというあたりが、ポイントのように思います。

キュレーションサイトのキャッチコピーを見ても、それが如実に表れてると思うんですね。例えば、これとか。

CAFY [カフィ] | 特別じゃないけど、しあわせな食卓。

そう、もう特別じゃなくて、日常をちょっと良くしようよ。みたいな視点になってきているのです。