日別アーカイブ: 2013年12月10日

解決力を養うためには

ハムスター

ハムスターの処遇をどうするか

昨日のエントリで、体系的思考が低下している気がしているという話題を出しました。エントリの最後で、例題に使った問題を出してみたのですが、いかがでしたでしょうか?

問題を再掲しておきます。

みつこさんは3年B組の学級委員長です。みつこさんは、3月に行われた学期末の学級会において教室で飼育しているハムスターの係を決めるべきだと議題を出しました。3年B組では、ハムスターの世話を担任のよしこ先生が行っていたのです。クラスメイトののぶおくんは、引き続きよしこ先生が世話をするべきだと言いました。さとこさんは、みつこさんに賛成で係りを決めるべきだと言いました。よしこ先生は自分が引き続き世話をすると言いました。

さて、今のところ「ハムスターの係を決める」派と「先生が世話をする」派の2つで対立しています。このいずれかの意見に賛同するか、第3の意見がある方はなぜその主張になるのか理由を考えてみてください。

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正解発表なのですが、いずれの意見にしろこの段階で答えを出してしまう時点で全部間違いです。といういじわる問題なのですが、この問題を考えるあたっては前提となる情報が不足しているのです。よって「解答を出すための前提条件が不足している」という答えが正解なのです。

冒頭に「3月に行われた学期末の学級会において」というくだりがあります。もしも3年B組が中学校か高校であったら卒業してしまいますね。小学生だったにしろ、3月の学期末ですからクラス替えがあるかもしれません。ということで、3年B組が4月以降どういう形態になるかによって、ハムスターの処遇が変わってきます。

欠けている物に気づけるか

前提情報の欠如に気づけなくて、主観で判断して水掛け論になることがよくあります。

「ハムスターの係りを決めた方がいいよ!自主性が大事だ!」
「いや、ハムスターのことを考えたら先生にまかせるべきだよ!」

みたいに。

そして経験上、9割以上の人が前提条件の欠如に気づけないきがします。私たちは、あまりにも与えられたパーツの中で答えを出すことに慣れ過ぎているのです。義務教育を通して、与えられた情報以外の情報を取りに行き、ものごとの解を求めることは一切ありませんでした。

ということで、昨日のエントリに戻りますが、ここでもやはり体系的思考が大事なのです。体系的思考の棚を頭の中に作れば、どの棚が空っぽなのかが分かるのです。

このへんは、小宮 一慶さんの「ビジネスマンのための「解決力」養成講座」が非常に勉強になりますので、ご一読をおすすめします。