ミサイル経営をつらぬいた孫さんとジョブズさん

YAHOO

ギャンブラーすぎる孫さん

多角化経営か弾丸経営のみが生き残る?」に関連した話題なのですが、一番すごいと思うのは企業規模が大きいのにも関わらず、弾丸経営をしている会社です。これをミサイル経営と呼ぶことにします。

もちろん、ミサイル経営日本代表は、孫正義さん率いる「ソフトバンク」です。経営というよりは、半分ギャンブルくらいの大きい賭けをしてきました。

2001年、なかなか日本でブロードバンドが浸透しないことに業を煮やした孫さんが、NTTに殴り込みをかけるべくYahoo!BBを立ち上げます。駅前でモデムを配る部隊が出動したのが印象的でしたね。(Yahoo!BB立ち上げについても、当時総務省の大臣だった麻生さんのところに乗り込む等、数々の逸話があります)
Yahoo!BBを運営するソフトバンクBBの2003年当時の収支がどうなっていたかと調べてみると、なんと営業利益は922億円の赤字です!

この孫さんの活躍のおかげでブロードバンド回線の価格が下がり一般に普及していくのですが、今度は2006年に携帯の通信キャリア事業に参入するためにVodafoneを買収します。その額、約1兆7500億円で、有利子負債は2兆4000億円にものぼりました。
その後独占販売していたiPhoneが大ヒットするなどの幸運にもめぐまれ、2012年9月末時点では有利子負債を1兆6872億円まで減らすのですが、2013年に米通信キャリアのスプリントを買収することによって有利子負債は3兆3372億円に膨れ上がっています。ギャンブラーすぎる!

自分のタコ足を食べられるジョブズ

企業体が大きくなるとなぜ弾丸経営がしづらいかといえば、部門間で競合となる事業を行いづらいからです。iPodの大成功の後、SONYはウォークマンを発明したのだから、同様の事業を行えたのではという指摘がありました。しかし、SONYが音楽配信事業に乗り出すと、関連企業であるSony Musicの収益を圧迫する可能性があるので実現できなかったと言います。

逆にAppleはiPodが大ヒットし、軽量化したiPodminiも続いてヒットするのですが、さらに軽量化したiPodnanoを発売するとminiを生産中止にしてしまいます。まだ市場で十分に売れているのにも関わらず、です。
その後、iPhoneを発売して世界的大ヒットになるのは周知の事実ですが、iPhoneには音楽再生機能が搭載されており、よく考えるとiPodの競合となる製品です。これが日本企業のように、すりあわせによる調整を行う組織体だと、既存事業の脅威となる事業なんてとんでもないという話になります。しかし、APPLEは、自らの会社の主力事業の脅威となる事業を自らが生み出しているのです。

ロケット型経営者が目指すものとは

ということで、奇しくも孫さんとジョブズは仲良しだったわけですが、二人に共通にしていたのは遠い先の未来を見据えて実現しようとしていたということです。孫さんは、ブロードバンドが普及し一般の人々がインターネットを使える世界を実現しようとしてYahoo!BBに参入したわけですし、ジョブズはテクノロジーとリベラルアーツの交差点を目指して常に革新的なプロダクトを提供するために次々と新しい製品を開発しました。

ただ、この未来を見通してそれを実現するセンスのようなものは、万人が勉強して習得できるというたぐいのものではありません。持って生まれたセンスや、生い立ちなど様々な要素からこういうロケット型経営を行う経営者が生み出されたのではないでしょうか。

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