むちゃくちゃな昔の映画、マーケティングな現代の映画

打ち上げ花火

昔のドラマを現代で放映したら一発アウト

Huluで「蒲田行進曲」を見ました。最初は作業用BGMのつもりでかけていたのに、わりと面白くてちゃんと全部見ました。「バトルロワイアル」の深作欣司監督作品なのですが、つかこうへいさんの舞台が元になっていて、蒲田にあった撮影所を舞台に、銀幕の新進スター銀ちゃんとその女である落ち目の女優小夏、銀ちゃんの舎弟的存在である大部屋俳優のヤスをとりまく群像劇です。
子夏を妊娠させてしまった銀ちゃんがヤスに押し付けるというむちゃくちゃな展開なのですが、映画を観終わった後「2013年現在ではありえない映画だな」と思いました。今の映画ってマーケティング臭がするっていうか、お金の感じが見えるというか、原作モノばかりで洗練されてるんですよね。なんというか、遊びの部分とか余白がない。マーケティング的に設計されたマーケティングのためのマーケティング要素を詰め込まれた感じ。

最近Huluに昔のTBSドラマが入ってきて観てるんですが、やっぱり昔のドラマもむちゃくちゃなんですよ。「高校教師」とか、絶対今やったらPTAあたりから怒られるでしょうし、「ケイゾク」もグロい。「ケイゾク」と同じチームが作ったという「SPEC」は、けっこう丁寧にグロくならないようにしています。そういえば「同窓会」という、ゲイをテーマに描いたドラマなんかもありました。あれも、今だったら一発アウトですね。

気が付いたら、どんどんドラマも最適化されて、マーケティングのためのマーケティングによる・・・(以下略)。

レジスタンス精神から生まれた「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 」

今では半期に一回くらいになりましたが「世にも奇妙な物語」は、元々週1回放送の3話構成のオムニバスでした。新人作家の登竜門と言われていて、岩井俊二監督も参加していました。岩井俊二監督といえば、「世にも奇妙な物語」の後シリーズとなった「ifもしも」で放映された「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 」が、TVドラマなのにも関わらず日本映画監督協会新人賞を受賞し、再編集版が劇場公開されています。

メイキングを見たことがあるのですが、当初岩井監督は“主人公が異なる2つの選択を選んだ末にたどりついた2つの結末”というルールを破って、1つしか結末を用意しなかったそうで、フジテレビ側は難色を示したそうです。(結局、打ち上げ花火~の結末は2つあるのですが、主人公がやり直したパターンはNGという掟は破ることになります)

ルールを破るなんて、レジスタンス精神旺盛です。こういうレジスタンス精神が、余白を生むと思うんですね。で、超絶面白いものとか、イノベーションとかって、そういう余白から出て来ると思うのです。




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